BLOG 西精工の日常

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2021.09.23

ナットのお話:ナイロンナット

先日から、西精工の主力商品を紹介しています。
今回のブログで紹介させていただくのは「ナイロンナット」!
どうやら正式名称は「ナイロンインサートロックナット」と呼ばれているようですが、社内では「ナイロンナット」と呼んでおります。
私事ですが、Wはこの「ナイロンナット」が西精工が製造する製品の中で一番のお気に入り!
とにかく「ゆるまない」のがカッコいい!
はい、この「ナイロンナット」の最大の特長が「ゆるみにくい」なのです。
まったく「ゆるまない」じゃなくて、ゆるめることは出来るけど「ゆるみにくい」というのが最高です!
(※あくまで個人の感想ですよ。←通販番組みたい)

一見、六角ナットのように見えますが、上部の「盛り上がり」がミソなんです!
この中に「ナイロンリング」というナイロン樹脂製のリングが挿入されているんです。
下の写真、左側がナイロンリングを挿入する前のナイロンナット。
そして、右側の写真がナイロンリングなのです。

そして、ナイロンリングを挿入して、すごい力で加圧して上部をかしめると、ナイロンナットの出来上がりなのです!

使い方はカンタン!
ナイロンリングが挿入されているのと反対側からボルトをねじ込んでいくと、最初はスルスルっとナイロンナットにボルトがねじ込まれていきます。

でもナットの上部まで来ると、ボルトは挿入されたナイロンリングに干渉し、ナイロンリングに喰い込んでいきながらねじ込まれていきます。
このナイロンリングとボルトとの干渉が「ゆるみにくい」を実現しているのです。

このナイロンナット、西精工では下の写真のように色々な大きさのものを揃えております。
おもちゃや自転車、大きいものは建材などにも使われています。
お客様のご要望に合わせて厚み寸法を変えたものなど、カスタマイズされたナイロンナットもあるんですよ。

←これはナイロンナットの座面(下側)にフランジと呼ばれる部分を組み合わせたフランジナイロンナット。
↓のナイロンナットはめっちゃ小さいんです。
こんなに小さくても、中にナイロンリングがちゃんと挿入されていて、ゆるみ防止機能を有しているんですよ!

ただ単純にナイロンリングを挿入して、上からかしめて出来るものではなく、その加圧の具合やかしめる冶具の形状など、高品質&高精度なナイロンナットを製造するには、西精工が培った「技術」が欠かせません!
また、お客様に安心して使っていただくために、高精度カメラを使ったチェックもしております。

そして!
これらナイロンナットの大事なかしめ加工をしてくれているのが、なかたにリーダー&やぶさん!
今日も二人の技術力でお客様に喜んでいただけるナイロンナットを作っていきます!

W 

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