BLOG 西精工の日常

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2022.09.09

リーダーシップ勉強会 その2:刺激と反応

8月度に実施された「リーダーシップ勉強会」の内容を紹介しています。
前日の「その1」では、「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」、そして「カウンセリングの技術」についてのおさらいを紹介しました!
続いては、社員が書いた前回のレポートから「気づき」「学び」を得ていきます。
※紹介されたレポート全部は載せられないのでごめんなさい。

まず一人目のレポート。
この方の小学生になるお子さんが「学校に行きたくない」って言ってたそうです。
前回の勉強会で「カウンセリング」のことを学び、子供に対して頭ごなしに叱るばかりで、子供が伝えたいことに傾聴できていなかったことに気づかされたそうです。
子供の「居場所」は学校であり、その学校でイヤな思いをしていたお子さんの話を聴けていなかったと反省されていました。
社長からは、
「カウンセリングに【べき論】や【正論】は通用しません。相手が言いたくなるまで寄り添い、傾聴することが大切です」
「また、父親と母親では役割が違うことも事実」
といったアドバイスをいただきました。

次の人のレポートです。
「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」のひとつ目に「冷静でいる」とありますが、この方は、急な対応を迫られると、焦りがすぐに表情や態度に出るそうです。
前回の「冷静でいる」の学びから、いかに自分のイライラが周りに悪い影響を及ぼしているかを自覚したとのこと。

社長より、さらに深い学びを説明していただきました。
「冷静でいる」ために大切な「主体性」です。
この「主体性」をより深く理解するために「刺激」と「反応」を学びます。
まず「刺激」、これは、自分に起こる様々な出来事のこと。

例えば、「急に雨が降ってきた」「相手にあいさつされた」「満員電車で足を踏まれた」などなど。
これらは普通に起こること。つまり私たちにとって毎日「刺激」の連続なのです。
次に「反応」、これは、その「刺激」に対して行う自分の行動のことです。
 ①「相手にあいさつされたので、笑顔であいさつを返した」
 ②「相手にあいさつされたので、無視した」
 ③「相手にあいさつされたので、後で陰口をたたいた」
「刺激」に対してどう行動するかを自ら選択し、自ら責任を取る。これが「主体的」です。
①の「笑顔であいさつを返した」これがそうですよね。
それに対して②や③の行動は、感情に流されるままの行動で「反応的」と言います。
そもそも自らの行動を選択していません。感情が支配しています。

「刺激」と「反応」の間には少し「スペース」があって、その「スペース」に選択の自由があります。
日々の刺激は避けることができませんが、「主体的に反応する」か「感情に流されて反応する」かは選択することができるのです。
地球上の生物の中で唯一、人間だけが持っている能力が4つあるそうです。
 ①自覚:自分を客観的に見る力。
 ②想像力:「この先どうなるか?」をイメージできる力。
 ③良心:善悪を区別できる力。
 ④自由意志:刺激に左右されず、自律する力。
人間は、本能行動の前にこれら①~④を発揮する能力を持っているんです。
なので、「刺激」、特にネガティブな「刺激」が降り掛かって来た時は、まず自分の「一時停止ボタン」を押して、「どうすればいいのか?」を考えることが大切なのです。

もうひと方のレポートも紹介します!
この方の息子さんが趣味のことで話しかけてくるたびに、「知らん」と返して、聴いていなかったそうです。
そればかりか「勉強しろ」って言ってたそうです。

ここで社長からアドバイス。
相手のことを大切に思うなら、「相手が大切にしていること」を自分も大切に思うことです。

勉強会の最後、何人かに感想や質問を募りました。
まずはたなかさん。
以前、奥さんと話をしていて「それは違う」と返した、たなかさん。すると奥さんから「正論を聴きたいんじゃない」と反撃を喰らったそうです。
今回の学びから、「ひたすら聴きます」とのことでした。

次はみっちー。
カウンセリングの技術の中に「オウム返しをする」とありますが、相手と対話をしていて「オウム返し」をすると失礼になるのでは?と気を使ってしまうそうです。
ここで社長はチームメイトのみやもとさんに「どう思う?」と投げ掛けました。
すると、みやもとさんは、
「たしかに『気を使っているなー』というのは感じます。でも『失礼』なんて全然感じません」
とのことでした。

あっこちゃんは、相手が言っていることをついつい聞き流したり、反論することがあるそうです。
まずは「聴く」をしていくとのこと。
いでっちは、相手の話を聴く時、映像化まではできるそうですが、相手の価値観に寄り添い、共感するまではまだできていないそうです。
そのために質問の仕方を勉強していくとのことです。

ラストはたくしん!
相手との(精神的)距離が近づけば近づくほど、相手が大切にしていることが分からなくなるとのこと。
社長からは、「客観視することが大切」とアドバイスいただきました!

ってことで、今回もかなり長文続きになってしまいごめんなさい。
でもでも、たくさんの「気づき」「学び」が詰まった「リーダーシップ勉強会」。
ぜひぜひ、じっくり読み返してみてくださいね!
社長、今回もリーダーシップ勉強会、ありがとうございました!

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