BLOG 西精工の日常
教育 の記事一覧

2010/06/01 からあなたは累計 人目の訪問者です。

(本日は 番目のアクセスです。 また昨日は 人のご来場者がありました)

2022.10.06

営業2G:安全勉強会 フォークリフトについて学ぼう!

こんにちは!営業2Gです☆
時期は少し戻ります。6月22日のお話です。
毎月、22日は安全の日として、安全についての朝礼を行っています。
今回からは営業2Gだけでなく、品質保証係と合同で安全勉強朝礼を行うことになりました!!
第1回!初回です!!

第1回の合同安全勉強会のテーマは「フォークリフト」です。
営業はよく現場に行くのでフォークリフトの近くを通る機会がありますが、実際にフォークリフトに乗ったことがなく、現場の人の視点について知ることが無かったので、フォークリフトに乗らせていただきました。

まずはフォークリフトを定位置へセット!
リフトについての説明を簡単にしてくださりました。

説明が終わったので、では実際にフォークリフトに乗っていきます!
最初の挑戦者は・・・「はい!!」 と元気に手を上げてくれたくめちゃん!!

フォークリフトに初めて乗ってみました!
実際に見る運転席からの視界は、想像とは違っていました。
初めての経験ばかりでした!!
前から見るとこんな風に見えるんですね!

そして、みかりんが後ろへ・・・「くめちゃん!見えてる~~?」と言っていますが、実際ドライバーの視点では見えてない事もあるという事実。
今まで、現場に行く時には、「見えているだろう」と思っていた事が、実は見えていなかった!
危ないなと改めて痛感しました。。。

次はシチュエーションを少し変えて・・・
実際に製品のパレットを積んだときの景色を見ていきましょう!!

 

まずは、たくしんとはっちゃんが次々に乗っていきます!

「はっちゃん先輩!!見えていますか~~?」と、またまたみかりんが声を出しています。
もちろん姿は見えていません・・・。
製品を積んだ状態で前から人が来ても、声は聞こえても、姿は全く見えず、とても危ないです。
実際に乗ってみて、危険性をより感じました。

他の営業メンバーも次々に乗車。
実際に乗ってみて、気づきがたくさんあったようです。

なかなか無い、良い経験をさせてもらいました!!

フォークリフト乗車体験が一通り終わりました。
次は品質保証係さんから日ごと行っている点検などの説明を受けました。

また、その他質問事項があれば、その場で挙手。
気になったことをその場でたくさん答えてくださりました!!

質疑応答も全て終了し、時間も来ましたので、今回の勉強会は終了です。
今回は、フォークリフトに実際に乗車することで、今まではドライバーさんから気づいているだろうと思っていたことも、実際は見えておらず、気づいていないということを感じ、今のままでは危ないなと痛感することができました。

今回の経験を経て、リフトの近くを通るときには、見えているだろうと過信せずに声かけを行う大切を感じました。
これからはフォークリフトの運転手さんと声掛けをしっかりと行っていき、毎日、安全第一で、注意しながら毎日を過ごしていきます。

ということで、最後に集合写真をパシャリ!
品質保証係さん合同安全勉強会ありがとうございました!!
また、来月からもよろしくお願いします!!

2022.09.19

リーダーシップ勉強会 その2:私って話しやすいですか?

9月度に実施された「リーダーシップ勉強会」の内容を紹介しています。
今回の「その2」では、社員が書いた前回のレポートから「気づき」「学び」を得ていきます。
さすがに紹介していただいたレポート全ては掲載できないので、ごめんなさい。

ひとつめのレポートでは、カウンセリングの技術において「相手の信念に共感するのって難しい」という内容が書かれていました。

社長がアドバイスしてくださいます。
「信念」って、その人固有のこだわりでもあるので、それを共感するのってすごく難しいんだそうです。

さらに説明していただきました。
たしかに「その人固有の信念や価値観」に寄り添うことは難しいですが、「受け止めること」も共感なんだそうです。
 「あなたはそう思うんですね」
です。
 「私には赤に見えます。なぜあなたがこれを青に見えるというのか理解できない」・・・×
 「私には赤に見えるのですが、なるほど、あなたには青に見えるんですね」・・・○
もちろん、「私にも青に見えるよ」というのも共感ですが、「あなたには青に見えるんだね」・・・これもちゃんと相手の信条や価値観に共感しているんだそうです。

ここで改めて「信念」の意味を読み上げてくださいました。
 ・信念・・・頑なに信じて疑わないこと。正しいと思う自分の考え。
信念は、自分らしく生きるために持っておいた方がいいものだそうです。
西精工では、社員みんな「ミッション・ステートメント」という人生の目標を掲げていますが、その中にある「私の信条」や「死ぬまでにやりたいこと」がそれに当たります。
もちろんここで言う信念は、「人にいい影響を与えることが出来る信念」です。
「独りよがりな信念」ではいけません。
信念を持っている人は、「この人って、こういう人なんだな」って相手理解しやすく、それにより人間関係が良好なのです。また、目標意識も高いとのこと。

ここで「信念を持っている人の特長」を教えていただきました。
 ①自分の意見を持っている。なので自分の言葉で力強いメッセージを伝えることができる。
 ②言動に一貫性がある。
 ③周りに振り回されない。周りの目が気にならない。
 ④決断が早い。
皆さんはいかがでしょうか?

ここで社長が意見や質問を募ります。

まずはさいとう室長。
「思い」を大事にしないといけない。
でもその「思い」がかみ合わないことがあり、過去にはそれで悩んだこともあったそうです。
社長がフォローしてくださいます。
「思い」がかみ合わない時は、きちんと対話して、すり合わせをすることが大切とのことです。

続いて、おぐちんリーダー。
おぐちんリーダーには社長から「育成における信念は?」と質問が投げ掛けられました。
おぐちんリーダーは、「心理的安全性の下で、伸び伸びと育てていく」とのことでした。

次のレポートでは、
なかなか相手のことを受け入れられない。特に家族に対してその傾向が強くなり、進路決定を前に遊んでばかりの子供に対して「焦り」や「迷い」を感じてしまうとのことです。
さらに続きます。
でも自分が子供の頃、両親が自分の意思を尊重してくれていたおかげで、自分が思うように進路を決めることができたことを思い出したそうです。
そこで、子供の進路については「そっとしておく」と決めたそうです。
決めた後でわかったのは、けっして子供は遊んでいたわけでなく、自分の進路を決めるためにSNSで調べたり、友人に相談していたんだとか。

社長が続けて解説してくださいます。
 「子供は自分の思うようにはならない」
しかし、「親」の存在は、子供に与える影響がすごく大きいのです。
毎日、仕事から帰ってきた親が「会社の悪口」や「仕事の不平不満」をしゃべっていたら、子供はそれをしっかり聞いています。そして「仕事=嫌なもの」とインプットされます。
そうではなく、親は「自分の働きざま」を見せることが大切なんだそうです。

ここで社長がゆうこりんに質問。「親からどんな影響を与えられた?」

ゆうこりんは、大事なことがあったら必ずお父さんに相談していたそうです。
父親の考えが判断の軸になっていたそうです。

次の方は、前回の勉強会で生まれた疑問をレポートに書いていました。
「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」の9つ目、「いつでも話せることを示す」について、具体的にどうすればいいいのか分からない・・・とのことでした。

続けて社長が説明してくださいます。
いつでも話ができる雰囲気を出すためには、「相手と立ち位置を同じにする」ことです。
先輩・後輩、肩書、役職なんて関係ありません。
同じ立ち位置で、プライベートな話をしたり、子供のこと、おいしいゴハンのことなどを話すればいいのです。
ただ、仕事のことはどうしても「役割」が生じます。
だからこそ、普段の関係を良くしておかないといけません。
普段話をしないのに、急に「何でも言え」なんて言われても困りますよね(笑)

ここで社長がしょーじさんに質問。
「話しやすい雰囲気を作るためのこだわりってありますか?」

しょーじさんは、話をする「表情」に注意しているそうです。
「鬼の形相」だと、話かけられないですよね。

さらに!
社長から「私って話しやすいですか?」と、ど直球な質問が飛んできました!
ええ、みんなの回答は↓の写真の通り(笑)

他にも、
 ・相手の気づきにつながる質問が難しい。
   →質問のベースは「あなたのことを知りたい」です。

 ・自分は嫌なことがあると、すぐに顔に出てしまう。
  でもうちの係長は、こんなめんどくさい私を本気で指導してくださる。
   →なぜそれができるのか?それは、係長が嫌われてもいいから、お客様のために、
    あなたの成長のためにやっているからです。

などなど、ここでは書ききれないくらい、たくさんの「気づき」や「学び」をみんなのレポートからいただきました。

ラストは3人に感想をいただきました。
中でもしょーたの感想について社長がアドバイスしてくださいました。

後輩に良い影響を及ぼせるようになるためにも、「これだけはこだわっている!」というものを持っていた方がいい!

とのことでした。

ってことで、9月度のリーダーシップ勉強会でした!
社長、ありがとうございました!

W 

2022.09.16

リーダーシップ勉強会 その1:その機嫌の悪さは何のサイン?

先日、社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」が実施されました!
つい先週も社員ブログで紹介させていただきましたが、あれは「8月度」の勉強会。
今回紹介させていただく内容は「9月度」の勉強会内容となっています。
それでは社長、よろしくお願いいたします。

今回も「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」について詳しく解説してくださいました。
前回の勉強会レポートを見ると、9割くらいの人が「『①冷静でいる』ができていない」という内容だったそうです。
ここで改めて9つの特性の「おさらい」をしてくださいます。

①冷静でいる。
人は「刺激」を受けると「反応」を示しますが、「刺激」と「反応」の間には少しスペースがあるそうです。
このスペースに「感情」、特に「怒りの感情」をはさみ込んでしまうと、やっかいな「反応」をしてしまいます。
ただ、「感情を出すこと」自体はけっして悪いことではないとのこと。
「怒りの感情」は良くないですが、「うれしい感情」や「悲しい感情」は逆に出したほうがいいそうです。
なぜか?
人はけっして「ロジック」では動きません。「心」で動きます。
「うれしい気持ち」や「悲しい気持ち」は人を動かす力があります。
でもここで「怒りの感情」がはさまれると、本人にとっても、相手にとっても、周りの人にとっても、誰にもプラスなことはないのです。

③可能性を見通す。
チームメイトはもちろんのこと、自分自身の可能性を見通すことが大切だと解説してくださいました。
また、西精工には「可能性を見通す」ための色々なしくみがあるので、それらをしっかり活用することも大切です。

⑤力強いメッセージを発信する。
レポートの中に「どうすれば力強いメッセージを発信することができるでしょうか」という質問があったそうです。
力強いメッセージを発信するためには、まず「自分」をしっかり持つこと。
ブレない信念を持つことだそうです。
仕事へのこだわりだったり、趣味へのこだわりだったり。
例えば、「困った人がいたらスグに助けに行く」なんていうのもステキな信念ですよね。
西精工では社員みんなが「ミッション・ステートメント」という人生の目標を掲げていますが、その中に「自分の信条」を明記しています。これがまさにそうですよね。

⑥プラス面にフォーカスする。
毎日マイナスなことって起きますよね。
そのマイナスな出来事を「どういう視点で見るか?」が大切です。
「ピンチはチャンス」という言葉もあります。
「うげげ、キツいな・・・」というマイナスなことが起こったら、見ているメガネを掛け替えてみる。
すると「たしかにしんどいけど、これは成長のチャンスだな」ということも見えてきます。
私たちはいつも「近視眼的」なものの見方をしていることに気づくことが大切です。
視点が広がると、ものごとの受け止め幅が広がってきます。
すると心が安定します。

⑦リスクを取るよう促す。
成長にはリスク(負荷)が伴います。
はい、成長はちょっと痛いんです。
痛みを感じないで成長はしないそうです。
(筋トレだって、筋肉に負荷をかけることで成長させますよね)
なのでリスクを恐れないこと。
恐れずに、その先にある「お客様が喜ぶ姿」や「仲間が喜ぶ顔」に意識を向けることが大切。
ただし、リスクを取る前にはきちんと(リスク軽減の)準備をしておくことも大切なんだそうです。

⑧内発的動機で動かす。
この特性をクセ付けできると、仕事がさらに楽しくなるそうです!
相手に動機づけをする時、はじめはちょっと「強制力」を発揮するのも一手。
「強制力」といっても「首根っこを押さえつけて・・・」なんてのじゃないですよ。
 「今度、ボランティアがあるんやけど、一緒にやってみん?」
こんな感じです。
そこで誰かの「ありがとう」を体感することで内発的動機が生まれてきます。
西精工では、リーダーや先輩たちが後輩にそう仕向けます。
その人に内発的動機が生まれたら、あとはほっとけばいいそうです。
よく動機づけに「ニンジンをぶら下げる=ごほうびを用意する」というのがありますが、それは違うそうです。
「えー?!今回はごほうびないんですか?」と、ごほうびが動機づけになるクセがついちゃうそうです。

ラスト⑨いつでも話せることを示す。
普段の関わりがないのに、急に「何でも話してくれよ!」なんて言われても、それはムリって話です。
やはり普段の関係性が大切です。

もうひとつ「おさらい」。
「カウンセリング:4つの技術」についても軽く「おさらい」してくださいました。
詳しくは先週配信させていただいた「8月リーダーシップ勉強会」の記事で紹介していますので、ここではちょっと割愛。
今月、社員レポートを踏まえて、新たに教えてくださったことを追加します。
カウンセリング:4つの技術は、
 ①カベになる。
 ②映像化する。
 ③相手の感情に共感する。
 ④相手の信念や価値観に共感する。
 ⑤提案する。
ですが、その中の「④相手の信念や価値観に共感する」について社長よりアドバイスをいただきます。
西精工社員はみんな「ミッション・ステートメント(人生の目標)」を描くということを上でも書きましたが、その「ミッション・ステートメント」の中にある「私の信条」や「死ぬまでにやりたいこと」・・・これらがその人が大切にしている価値観や信条を表しています。
なので、特にチームメイトや気になる人の「ミッション・ステートメント」をしっかり見ることで、
 「ああ、この人はこういうことを大切にしているんだな」
というのが見えてきます。
これを活用しない手はないですよね!

ここで社長より何人かに質問や意見を募りました。
まずは、最近、登山グッズの購買欲が抑えきれないよしみさん。
「内発的動機で動かす」のところで、お子さんへの動機づけについて話していただけました。
親として子供の成長に関わって、子供には多くの選択肢を増やしてきた「つもり」でした。
今回の勉強会を聴いていて、もっと選択肢を増やしてあげられたかも?・・・とのことでした。

社長がフォローしてくださいます。
よしみさんのお子さんはもう社会人ですが、社員のお子さんの多くは学校に通っていると思います。
子供にとって学校は「居場所」なのです。
「勉強ができる/できない」は横に置いといて、「機嫌よく学校に通う」というのは大切なこと。
「学校が楽しい」と思っている子供は、大人になっても会社に行くのが楽しい!と思いやすくなります。
もちろん、学校でも、会社でも、ストレスは多かれ少なかれあります。
「それでも機嫌よく通う」って大切なんだそうです。

続いては、おかやまさん。
おかやまさんはチームリーダーとして、ついついチームメイトに「失敗させたくない!」という思いから、チームメイトの可能性をつぶしてしまっているかもしれない。・・・とのことでした。

社長がアドバイスをしてくださいます。
ウチ(西精工)の創業の精神に、「やってみなはれ」があります。
失敗はしてもいので、リスクを背負っても、どんどん挑戦することを推奨しています。

ラストはこーへー。
カウンセリングの技術のひとつ、「相手の感情に共感する」とありますが、相手の機嫌が悪いと、ついつい突き放してしまうそうです。

コチラも社長がアドバイスしてくださいます。
「機嫌の悪い表情や態度」、これは「分かってほしい」という承認欲求なんだそうです。
でも人が承認欲求をゼロにすることは難しいもの。
これに気づいた時には「どうしたん?」とひと声掛けることが大切。

今回のリーダーシップ勉強会でも、気づきや学びをたくさんいただいています!
まだ書き足りないので、後半の社員みんなのレポートは「その2」で紹介しまーす!
ぜひ明日もご覧ください!

W 

2022.09.09

リーダーシップ勉強会 その2:刺激と反応

8月度に実施された「リーダーシップ勉強会」の内容を紹介しています。
前日の「その1」では、「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」、そして「カウンセリングの技術」についてのおさらいを紹介しました!
続いては、社員が書いた前回のレポートから「気づき」「学び」を得ていきます。
※紹介されたレポート全部は載せられないのでごめんなさい。

まず一人目のレポート。
この方の小学生になるお子さんが「学校に行きたくない」って言ってたそうです。
前回の勉強会で「カウンセリング」のことを学び、子供に対して頭ごなしに叱るばかりで、子供が伝えたいことに傾聴できていなかったことに気づかされたそうです。
子供の「居場所」は学校であり、その学校でイヤな思いをしていたお子さんの話を聴けていなかったと反省されていました。
社長からは、
「カウンセリングに【べき論】や【正論】は通用しません。相手が言いたくなるまで寄り添い、傾聴することが大切です」
「また、父親と母親では役割が違うことも事実」
といったアドバイスをいただきました。

次の人のレポートです。
「セキュアベース・リーダーシップ:9つの特性」のひとつ目に「冷静でいる」とありますが、この方は、急な対応を迫られると、焦りがすぐに表情や態度に出るそうです。
前回の「冷静でいる」の学びから、いかに自分のイライラが周りに悪い影響を及ぼしているかを自覚したとのこと。

社長より、さらに深い学びを説明していただきました。
「冷静でいる」ために大切な「主体性」です。
この「主体性」をより深く理解するために「刺激」と「反応」を学びます。
まず「刺激」、これは、自分に起こる様々な出来事のこと。

例えば、「急に雨が降ってきた」「相手にあいさつされた」「満員電車で足を踏まれた」などなど。
これらは普通に起こること。つまり私たちにとって毎日「刺激」の連続なのです。
次に「反応」、これは、その「刺激」に対して行う自分の行動のことです。
 ①「相手にあいさつされたので、笑顔であいさつを返した」
 ②「相手にあいさつされたので、無視した」
 ③「相手にあいさつされたので、後で陰口をたたいた」
「刺激」に対してどう行動するかを自ら選択し、自ら責任を取る。これが「主体的」です。
①の「笑顔であいさつを返した」これがそうですよね。
それに対して②や③の行動は、感情に流されるままの行動で「反応的」と言います。
そもそも自らの行動を選択していません。感情が支配しています。

「刺激」と「反応」の間には少し「スペース」があって、その「スペース」に選択の自由があります。
日々の刺激は避けることができませんが、「主体的に反応する」か「感情に流されて反応する」かは選択することができるのです。
地球上の生物の中で唯一、人間だけが持っている能力が4つあるそうです。
 ①自覚:自分を客観的に見る力。
 ②想像力:「この先どうなるか?」をイメージできる力。
 ③良心:善悪を区別できる力。
 ④自由意志:刺激に左右されず、自律する力。
人間は、本能行動の前にこれら①~④を発揮する能力を持っているんです。
なので、「刺激」、特にネガティブな「刺激」が降り掛かって来た時は、まず自分の「一時停止ボタン」を押して、「どうすればいいのか?」を考えることが大切なのです。

もうひと方のレポートも紹介します!
この方の息子さんが趣味のことで話しかけてくるたびに、「知らん」と返して、聴いていなかったそうです。
そればかりか「勉強しろ」って言ってたそうです。

ここで社長からアドバイス。
相手のことを大切に思うなら、「相手が大切にしていること」を自分も大切に思うことです。

勉強会の最後、何人かに感想や質問を募りました。
まずはたなかさん。
以前、奥さんと話をしていて「それは違う」と返した、たなかさん。すると奥さんから「正論を聴きたいんじゃない」と反撃を喰らったそうです。
今回の学びから、「ひたすら聴きます」とのことでした。

次はみっちー。
カウンセリングの技術の中に「オウム返しをする」とありますが、相手と対話をしていて「オウム返し」をすると失礼になるのでは?と気を使ってしまうそうです。
ここで社長はチームメイトのみやもとさんに「どう思う?」と投げ掛けました。
すると、みやもとさんは、
「たしかに『気を使っているなー』というのは感じます。でも『失礼』なんて全然感じません」
とのことでした。

あっこちゃんは、相手が言っていることをついつい聞き流したり、反論することがあるそうです。
まずは「聴く」をしていくとのこと。
いでっちは、相手の話を聴く時、映像化まではできるそうですが、相手の価値観に寄り添い、共感するまではまだできていないそうです。
そのために質問の仕方を勉強していくとのことです。

ラストはたくしん!
相手との(精神的)距離が近づけば近づくほど、相手が大切にしていることが分からなくなるとのこと。
社長からは、「客観視することが大切」とアドバイスいただきました!

ってことで、今回もかなり長文続きになってしまいごめんなさい。
でもでも、たくさんの「気づき」「学び」が詰まった「リーダーシップ勉強会」。
ぜひぜひ、じっくり読み返してみてくださいね!
社長、今回もリーダーシップ勉強会、ありがとうございました!

W 

2022.09.08

リーダーシップ勉強会 その1:磨きたいのは見通す力

先月8月度も、社長が講師をしてくださる「リーダーシップ勉強会」がwebで開催されましたー!
社長、よろしくお願いいたします!

今回は、直近で教えていただいた
 ・セキュアベースリーダーシップ:すばらしいチームが持っている9つの特性
 ・カウンセリングの技術
について、がっつり復習していただきました!

まずは「セキュアベースリーダーシップ:すばらしいチームが持っている9つの特性」のおさらい。
 ①冷静でいる。
 ②人として多様性を受け入れる。
 ③可能性を見通す。
 ④傾聴し、質問する。
 ⑤力強いメッセージを発信する。
 ⑥プラス面にフォーカスする。
 ⑦リスクを取るように促す。
 ⑧内発的動機で動かす。
 ⑨いつでも話せることを示す。

勉強会では①~⑨をすごく分かりやすく解説してくださったのですが、全部紹介するとめっちゃ長くなるので、いくつかチョイスして紹介しますね。

①冷静でいる。
 社員の多くが「これができていない」と反応がありました。
 ついつい「よくない事象」に反応してしまい、イライラしたり、威圧的な態度を取ってしまいます。
 特に自動車を運転していると、「ムリな割り込みをされた」とか「前の自動車がノロノロ運転」でイライラすることって、皆さんも経験ありませんか?
 でもそういった「イライラ」や「威圧的態度」は、周りに悪い影響を及ぼしてしまうのです。
 その「イライラ」を和らげるアドバイスを社長がしてくださいます。
 まずは自分の「イライラした気持ち」を一時停止します。
 そしたら「イライラしている自分」を客観的に見てみるのです。
  「なんで見ず知らずのアイツのためにイライラせんとあかんのだろう」
 このように「イライラしている自分、だっせー」って思えたら「自己客観視」大成功です!

③可能性を見出す。
 仲間の可能性を見出すことはもちろんですが、自分の可能性を見出すことも大切!
 そのために、自分にもしっかり負荷をかけること。
 チームメイトにも負荷をかけるのですが、ちゃんと「伸びしろ」を考えておくこと。
 そのためには「対話」が必要不可欠です。
 意外とこの「可能性」って、仕事以外の場面で「お!」と気づくことがあります。

⑥プラス面にフォーカスする。
 これには「2つの面」があるそうです。
 ひとつは、いわゆる「弱み」でなく「強み」にフォーカスすること。
 もうひとつは、ネガティブなことを「成長のチャンス」とポジティブ変換すること。
 例えば「この品質クレームがあったから、おかげ様で品質を高めることが出来た」という感じです。
 また、「光があれば、影もある」「光が強いと、その分、影は闇深い」そうです。
 なので「影の存在」を認識したうえで、「光(プラス面)」にフォーカスすることも大切。

⑧内発的動機。
 強制力でもって「やらせる」のでなく、相手が「やりたい!」と思えるように持っていくこと。
 ここでも「対話」が必要です。
 また、いわゆる「やる気スイッチ」がある場所は、人それぞれ違います。

⑨いつでも話せることを示す。
 「いつでも話せる」という雰囲気を作らないといけない。
 そのためにどうする?→普段から笑顔でいる。メシを一緒に食べる。

9つの特性についておさらいをしてくださったところで、社長からみんなに質問。
「特にどれを磨きたい?」

まずはしばやん。
「③可能性を見通す」で、今年のルーキーが後輩として配属されたのを受け、後輩の可能性を見通すことについて話してくれました。

後輩の可能性を見通すためにも、自分のモノサシを押しつけないように気をつけているそうです。
それでも後輩の「伸びしろ」を計算するのは難しい・・・とのこと。

これに対して社長からアドバイスをいただきます。

そのためにも「後輩に興味を持って見る」です。「見る」というか「洞察する」です。
一緒に仕事をしているだけでは、その人のことなんて「1/100」も分かりません。
例えば一緒にバーベキューをすると、「こういう行動するんだな」といったことが分かる。
「こんな考えを持っているんだな」というのは、仕事以外でも見えてきます。
だからこそ「仕事以外」が大切です。
なぜか?
仕事は基本、はみ出しません。仕事以外でははみ出すことが多いからです。

次はナンさん。
同じく「③可能性を見通す」について、相手に対して抱いた「この人はこうだろう」という自分フィルターをはみ出る部分を見つけるのが楽しいとのことです。
なので自分フィルターをリセットして相手の可能性を見出したいとのこと。

社長からアドバイスをいただきます。

けっして「この人はこうだろう」と思わないこと。
自分のことですら、自分は分かっていないのです。

続いてはやまぴー。
「自分の可能性も見通す」とありましたが、どう見通せばいいのか理解できません。
結局はがむしゃらに行動しているだけになっています。

社長からアドバイスをいただきます。

自分の可能性を見出すためにも、「新しいこと」をやってみるのがいい。
とのことでした。

次は「カウンセリングの技術」について、おさらいをしていただきます。
カウンセリングはとにかく、相手の話を聴くこと。
ひたすら相手の話を聴く。
当然、相手は聴いてもらいたいことを話します。
「話す」という行為は、その人の思考が整理されていないとできません。
つまり、カウンセリングは「相手の話を聴く」ことで、「相手の思考を整理してもらう」ということです。
そこから自然と相手の中に「気づき」が芽生えます。
これがカウンセリング。

そのために有効な技術を5つ、おさらいしてくださいました。

①壁になる。
 言い返さない。反応しない。
 「相づちを打つ」「オウム返しする」「述語的会話をする(『で?』『それから?』)」「少しまとめる」
②映像化する。
 相手が思っていることを映像化してイメージする。
③相手の感情に共感する。
 「そりゃ悔しいよね」と、相手の感情に寄り添う。
④相手の信念や価値観に共感する。
 「いつもキミが大切にしていることだもんね、分かるよ!」
⑤提案する。
 「じゃあ、こうしてみるのはどうだろう?」
 でもカウンセリングでは提案までしなくてもいいです。

ではこの「カウンセリングの技術」について、思ったことや感じたことをしゃべってもらいます。

まずは、ひろっさん。
相手の話を聴いていても、すぐに自分の話をしてしまう。自分の価値観を優先させてしまう。
とのことです。

それでは実際に、一緒に仕事をしている後輩に聴いてみました。
すると、「そんなことない。ボクの気持ちに共感してくれています」とのこと。
師弟愛を感じます!

次は牛丼先輩。
牛丼先輩は「そもそも壁になれていない。自分で答えを出さないといけない!」となる。
とのこと。
すかさず社長が「職業病です」とツッコミます(笑)

よしみねさんは「相手の話を聴いているつもりだけど、相手に共感していない。表面的にしか聴くことができていない」とのこと。

社長がアドバイスをしてくれます。
「共感」が大切。カウンセリングでは、とにかく「自分のこと」「立場」「役割」は横に置いておく。
「人と人」で話を聴くことが大切です。
そこには「先輩/後輩」なんて関係ないし、正論なんて通用しません。

いつも長くなってごめんなさい。
後半、社員みんなのレポートから学ぶパートは「その2」でご紹介します!
ぜひ明日もご覧ください!

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