BLOG 西精工の日常

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2026.09.22

リーダーシップ勉強会 その2

先日行われたリーダーシップ勉強会の紹介をしています。

「その1」では、今まで学んだことの復習を中心に紹介してきました。
「その2」では、新な学びを紹介していきます!

まずは「その1」で紹介してくださった、養老孟子氏の言葉から。

・教養とは、人の心が分かること
 この言葉は養老孟子氏が恩師から受け継いだ言葉なんだそうです。
 教養について考える上でとても本質的な言葉です。
 一般的に「教養がある人」っていうと、たくさん本を読んでいて、歴史や文化についてよく知っている。
 話題が豊富な人を想像しますよね。
 でも養老孟子氏はそこに疑問を投げ掛けています。
  「知識が多いことと、教養があることは同じではない」
 知識は「知っている」、一方、教養は「その知識を通じて人間を理解する力」なんだそうです。
 例えば、経済学を知っている人が会社の数字を理解することはできます。
 しかし業績が悪化した時、そこで働く社員が何を感じているのか?
 家族を抱えた社員がどんな不安を抱えているのか、まで想像するのは別の問題。
 歴史を知っている人は、過去に起きた出来事を説明できます。
 しかし、その時代を生きた人間が、何を恐れ、何を信じ、何を守ろうとしたのかまで想像するのは別の問題。
 つまり、教養とは「知っている」ことではなく、「知ったことで人間の見え方が変わること」なのかもしれません。

 養老孟子氏は別の本で、
  「知るということは、自分が変わること」
 とも言っています。

本を百冊読んで知識が百個増えるなら、それは「物知り」でしかありません。
 しかし一冊の本でも、今まで理解できなかった人の気持ちが少し分かるようになったら、
 それは「教養」になっているのです。

ただ、誤解してはいけないのは、「人の心が分かる」というのは、相手の意見に賛成することでも、
 相手の言うことを受け入れることでもありません。
 むしろ、「なぜこの人はそう考えるんだろう?」と、一度立ち止まれることだそうです。
 そこには、自分の価値観だけをものさしにしない姿勢があります。
 人間は、自分が理解できる範囲でしか世界を見ようとしません。
 自分の常識が世の中の常識になってしまっています。
 だからこそ教養とは、知識を増やすことだけでなく「自分のものの見方は限界がある」と知ることでもあります。
 
 今、何が危険かというと「SNS」!
 SNSはAIのアルゴリズムによって「あなたはこれが好きでしょ?」と小さい世界のことしか見せません。
 なので今、世界の色々な国で「子供にはSNS禁止!」が示唆されています。

 思想家の内田樹氏は、教養教育の役割を「自分自身をMAPすること」と表現しているそうです。
 MAP=地図の大切なところは、自分がどこにいるか?だけではありません。
 「自分が知らない場所がこれほどたくさんあるのか」ということに気づかせてくれるところです。

 教養のある人ほど、「自分は何でも知っている」とは考えません。
 「まだ自分には分からないこと、自分とは違う見方がある」と考えます。
 この「分からなさ」に耐える力こそが教養なのかもしれません。

 さらに社長が続けます。
 養老孟子氏の言われている教養とは、「人を一面的に見ない」「自分の尺度で判断しない」
 「その人の中にある、まだ見えていないものを想像する力」なのではないのかと。
 教養とは、「人を見る目」「人間として見るための力」なのだと。

ここで、養老孟子氏の著書から
 「ものがわかるということ」
という本を紹介していただきました。

この本に書かれている
 「知るとは自分が変わること」
について、その内容を紹介していただきました。

ちょっと長い文章なので、端折りめに紹介します。

教養とは、「身につくもの」である。
「応用が利く」というのは、身についたことでしか起こらない。
日本の教養教育がダメになったのは、「身につくこと」をしなくなったから。
技法を勉強しても、それは勉強家になるだけで、教養にはならない。
知識が増えても、行動に影響がなければ、それは現実にはなりません。

そして、知ることの本質について、こんな例を挙げられています。
 「自分が癌の告知を受けたら」

 「あなたは癌ですよ」
本人にしてみれば、これは「知る」ことです。
 「あなたは癌ですよ。せいぜいもって半年です」
そう言われたらどうなるか?
余命宣告され、それを納得した瞬間から、自分が変わります。
世間がそれまでとは違って見えます。
でも、世間が変わったのではなく、見ている自分が変わったのです。
つまり、「知る」とは「自分が変わること」なのです。

もうひとつは論語から。
 「朝(あした)に道を聞かば夕べに死すとも可なり」
一般的な解釈は、「朝、学問をすれば、夜には死んでもいい・・・学問はそれくらいありがたいものだ」です。
しかし養老孟子氏は違う解釈をしています。
学習すると「それまでの自分は何を考えていたんだ」と思うようになる。
前の自分が死ぬわけです。
 「学習をすることで、前の自分は死に、新しい自分が生まれる」
という解釈です。

ここまでで、お三方に感想をお聞きします。

まずは、さねちゃん。

続いて、わたなべさん、三人目は西課長です。

まず、さねちゃんからは、
 「一番印象的だったのが『自分が癌を告知されたら』の話でした。
  それと、『なぜその人がそう考えたのか』という質問も印象的です。
  朝礼での質問が苦手なので、そこを意識していきます」
とのことでした。

続いて、わたなべさんからは、
 「自分も『癌の例』が一番印象的でした。
  いざ自分が死ぬってなったら、死ぬ前に何かやっておこうってなると思います」
とのことでした。

西課長も「癌の例」は強烈に印象に残ったそうで、
 「知ることで行動が変わる、ということがよく分かりました。
  学ぶことで自分の見方が変わっていきます」
とのことでした。
社長から、
 「それを『他者理解』につなげたいよね」
と補足していただけました。

この後、社員みんなの前回のレポートを紹介していただきました。
こちらはごめんなさい・・・割愛しますが、
 ・お風呂でヒラメキ!それは常に脳が考えているから。
 ・とくしまマラソンでのネガティブなことを、仲間の一言が変えてくれた。
といった内容を紹介してくださいました。

最後に、お二方の感想を紹介!

まずは、もりうちくん。
もりうちくんからは、
 「仕事でミスをした時に『どうして出来ないんだ』と自分を責めてしまいます。
  ポジティブな感情を持てていません。
  ポジティブに考えることで、脳が勘違いできるようにしていきます」
とのことでした。

次は、いくさん。
いくさんからは
 「教養って大事やなって思いました。
  知ることは、自分が変わること、自分の見方が変わること、というのが印象に残っています。
  今こうやってリーダーシップ勉強会で学んでいることも、自分が変わるきっかけになっています。
  こういったことをチームメイトや家族と共有することで、もっと良くなっていきたいです」
とのことでした。

知ることは、自分が変わること!

ってことで、リーダーシップ勉強会の紹介でした!
社長、今回も勉強会ありがとうございました!

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