BLOG 西精工の日常

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2020.10.19

改善勉強会:いちむらさんは「バリ伝」を集めていた

先日、旋削係で「改善勉強会」を実施しましたー!
 「そもそも改善って何だろう?」
 「改善はどういう考え方をすればいいだろう?」
これら「改善の基礎」を改めてみんなで学び、職場での改善活動を活性化させるのがネライなのです!

「改善」は「目的」に至るまでの「手段選択」や「方法変更」のこと。
「やり方はひとつじゃないよ」ってことです。
「目的」を果たすための方法は、創意工夫次第でたくさんあります!

いざ「改善をする」となると、構えちゃう人も少なくありません。
そこで、改善を「3つのステップ」に切り分けて考えていきます。
その改善の3つのステップが、
 「着眼」-「着想」-「着手」
です!

改善のステップ①では「着眼」・・・つまり、身近に潜んでいる「問題」をあぶり出します。
その「問題のあぶり出し」に活用するのが「不の付く言葉」なのです!
ってことで、いつものように、みんなに「不の付く言葉」を書き出してみてもらいました。
旋削メンバーみんな、スラスラ書いていきます!
すごくスムーズ!すごい!

改善のステップ②は「着想」!
具体的な解決策を考えるのですが、そのヒントになるキーワードが、
 「やめる・へらす・カエル」
です!
最上級の解決策は「やめちゃう」!
この「やめちゃう」解決策は、お金がかからない!スグできる!効果抜群!と言うことなし!
ただ、「さすがにそれはやめられない」ということも多いのです。

それならば、(回数や量を)減らせないか?を考えてみます。
「やめられないなら、減らせないかな?」です。
「一度に20キロの水を持ち上げていた(不安全)」→「10キロに減らして軽くする」
「ボルトが30センチもあって邪魔だ(不都合)」→「15センチに短くする」
「体重が増えて仕方ない(不健康)→「ゴハンの量を減らす」(これは冗談)

「やめられない」「へらせない」・・・となると、ここで登場するのが「カエル」です。
「カエル」には色んな「カエル」があるので、今度はみんなで、どんな「カエル」があるかを考えます。
ここでも旋削メンバーみんな、スラスラ書いていきます!
すげー!

例えば、「返る」という言葉があります。
これは、「ひっくり返す」という改善を連想させてくれます。
実際の改善で、「使用済みの刃物をひっくり返して使ったら同じように使えた」というものもありました。

改善のステップ③は「着手」です。
ここのキーワードが「とりあえず」。
ここでは「とりあえず」な改善事例を紹介します。
例えば「番号付け」。
マンガの単行本を持っている人は多いと思いますが、本棚に並べる時に、
 「5」「3」「2」「1」「4」
なんて並べ方をする人は、そうそういないと思います。
たいていは、
 「1」「2」「3」「4」「5」
って並べますよね。
すると、「3」を取り出したら、たいていは「2」と「4」の間に戻すはずです。
そうなんです。多くの書類が入ったファイルに「1」「2」「3」と番号をつけることで、位置決めができるようになります。
これが「番号付け」です。

「線引き」も「とりあえず」改善のひとつ。
難しい位置合わせも、一本の線(基準線)を引くことで「線に合わせればいい」と、とたんに位置合わせがやり易くなります。

勉強会のラストは、いつものように理解度テスト!
勉強会の有効性を測定するのも目的のひとつですが、インプットしたことをアウトプットすることで、より記憶に刻み込むのも目的なのです!
ってことで、改善勉強会でしたー!
旋削メンバーのみなさん、お疲れさまでしたー!

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